読書とコーヒー、ときどきワークとライフ

1児のパパ・サラリーマン。EC企業に勤めています。Web広告やSEO対策やら、BIをがちゃがちゃ触っています。

男性は女性よりコミュニケーションが下手!?-世界一孤独な日本のオジサン

■なぜ、この本を読んだのか

テレビやWebニュースなどで話題となった不祥事の当事者のほとんどが、中高年おじさんという印象が強く、 「周りに迷惑をかけてしまうオッサンになりたくないなぁ」とふわっと考えていたときに、本書のタイトルを見て、「オジサンは孤独!?」と気になったため読んでみました。

 

 

世界一孤独な日本のオジサン (角川新書)

世界一孤独な日本のオジサン (角川新書)

 

 

 

■どう思ったか

孤独のリスクや孤独になってしまう過程は理解できました。

 

男性は会社に生涯をささげ、退職後に空いた時間・穴を埋めることができない、ということはいち現象として理解できました。

 

男性は女性と比べ、コミュニケーション能力が低く、初対面の人とコミュニケーションを取るのに名刺が必要ということもなんとなく分かります。。

 

個人的にコミュニケーションを取るのに必要だなと思っていることは相手の情報です。 名刺が役に立つのは、そのヒアリングが少し減るぐらいかなと思っています。

ただ周りを見ていると、夫が会社の人や友人と遊びに行ったり、飲みに行ったりすることに寛容ではない印象も持っているため、人付き合いやコミュニティに入っていくことは精神的に容易ではないよう思ってます。

むしろ余計ストレスがかかってしまうような気もします。。

 

■世間や客観的な意見はどんなものがあるのか

著者の視点は正しく、孤独が健康面に与える影響も少なくない。その通りなのだが、著者の主張に全面的に賛同するつもりもない。退職後の人生は本人が決めるもの。常に孤独に慣れ親しんでいる者にとっては、周囲から「あなた孤独なんでしょ」と心配される筋合いはない。五木寛之氏が述べているように、孤独に生きること、孤独に過ごす時間は人生に不可欠だ。孤独死と騒ぐの人は、人間は一人で死ぬことに気づいていない。コミュニティに参加せよとか、仲間を作れと言うのも、歴史的伝統や文化が欧米と日本とは異なることに気づいていない者が言うセリフだ。趣味や楽しむことがあれば、仲間は自然とできるもの。コミュニティ参加はマンションの管理組合の会合に参加するだけでも十分である。高齢化は不可抗力的に進行するし、ある意味一億総老人社会も避けがたい。孤独老人を周囲の目で見るのではなく、本人の内面から見て欲しい。しかし、本書は高齢化に潜む危険を指摘した好著である。 

 amazonレビューより

 

世界一孤独な日本のオジサン (角川新書)

世界一孤独な日本のオジサン (角川新書)