PowerBIを使った在庫管理レポートの作成方法
非エンジニアの自分でもPowerBIを使って、在庫管理レポートを作成できたので、同じように非エンジニアで頑張ってる方に力になれれば幸いです!
在庫レポート作成の手順
1.PowerBIデスクトップに在庫データを取り込む
今回使っているデータのテーブルビュー。
2.必要な在庫指標をDAXで作成する
今回作成したのは以下の指標です。
●在庫高
※商品の原価高(在庫数×原価)
【DAX】
在庫高 = SUMX(
FILTER(sample_zaiko,sample_zaiko[日付]=MAX('カレンダーテーブル'[Date])),
sample_zaiko[原価合計])
●在庫数(在庫数合計)
【DAX】
在庫数合計 = SUMX(
FILTER(sample_zaiko,sample_zaiko[日付]=MAX('カレンダーテーブル'[Date])),
sample_zaiko[在庫数])
●消化率
【DAX】
消化率 = [売上数]/([在庫数合計]+[売上数])
※売上数 = SUM(sale_sample[数量])を事前に作成
3.グラフなどを使って視覚化する
上記のレポート画面より、売上数と在庫数の推移を並べることで、抱えている在庫数に対して、売れ行きの良し悪しが直感的に把握できます。
また過去のトレンドや将来の傾向を理解しやすくなります。
右端の表より、消化率を追加することで、過剰在庫や在庫不足の検知もしやすくなります。
・消化率が低い(=在庫数に対して売れ行きが良くない)場合は、販売価格の見直しや販促を検討する、もしくは消化率が適正になるまでは補充などの入荷はしないなど意思決定ができます。
・反対に、消化率が高い場合、需要が高く、在庫切れを引き起こす可能性が高いことを示し、機会損失に繋がります。機会損失を防ぐために、在庫補充をするといった意思決定ができます。
まとめ
会社や担当の状況や使うデータに応じて、DAXに条件の追加や使うグラフや表を変えることで、より意思決定のサポートすることができますので、いろいろと試してみてください!