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1児のパパ・サラリーマン。EC企業に勤めています。Web広告やSEO対策やら、BIをがちゃがちゃ触っています。

ロスジェネの逆襲

一児のパパ・リーマンのtctstmです!

 

前にも一度読んで、ストーリーにハラハラドキドキ、そして爽快さを味わうことができた「ロスジェネの逆襲」(池井戸潤)。

もっかい読んでみても感動したので、紹介したいと思います!

 

ロスジェネの逆襲 (文春文庫)

ロスジェネの逆襲 (文春文庫)

 

 

 

【あらすじ】

子会社・東京セントラル証券に出向した半沢直樹に、IT企業買収の案件が転がり込んだ。
巨額の収益が見込めまれたが、親会社・東京中央銀行が卑劣な手段で横取り。
社内での立場を失った半沢は、バブル世代に反発する若い部下・森山とともに「倍返し」を狙う。

 

 

【注目箇所:ギャップ!】

第一ギャップ:東京中央銀行からの出向者とセントラル証券の生え抜き社員の間のギャップ

 

IT企業買収のアドバイザーチームの編成の際、プロパーの担当者(森山)を押しのけて、花形チームの一員となった出向者。こうした銀行からの出向者の横暴に対するプロパー社員の赤裸々な心が、森山を通して伝わってくる。

 

また、森山の認識が、半沢の言動を目の当たりにし、会話を重ねるなかで変化していく。その会話を通じて、半沢の心を知ることができることも読みどころ!

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第二ギャップ:世代間のギャップ

 

1994年から2004年にわたる就職氷河期に世の中に出た若者たちをロストジェネレーション(ロスジジェネ)世代と呼ぶ。ただ好景気だったというだけで大量に採用され、中間管理職として幅をきかせているバブル世代に対して、ロスジェネ世代は反感を抱いている。また重要登場人物の一人、東京スパイラルの瀬名社長もロスジェネ世代。半沢(バブル世代)と森山・瀬名(ロスジェネ世代)の関係という観点も読み応え!

 

【自分のアクションに繋げたいこと】

①半沢と森山の会話(半沢)

全ての働く人は、自分を必要とされる場所にいて、そこで活躍するのが一番幸せなんだ。会社の大小なんて関係がない。知名度も。オレたちが追求すべきは看板じゃなく中身だ。 

 

・目的観をもって仕事を進める、業務に取り掛かる姿勢を持ち続けたい
・上司先輩/後輩、役職、正社員/パートといった外見は、人への判断基準にはならない。いま何ができるか考えて、動けているかどうかを大事にしたい。

 

②玉置

仕事の質は、人生そのものの質に直結しますから。 

 

・とにかく行動!愚痴を言っている暇はない。
・いまいる場所のポジティブな要素を見つける!
・大きな目的観が持てないなら、スキル・経験を磨く(=自己成長)ことに集中する!

 

 

ロスジェネの逆襲 (文春文庫)

ロスジェネの逆襲 (文春文庫)