平社員でも人事戦略を考える教材!①-How Google Works 私たちの働き方とマネジメント
■なぜ、この本を読んだのか
・管理職はメンバーのために何をしているのだろうという疑問が強く芽生え始めたころ、本書を手に取った。
・ 管理職→部下に何をしているだろうと考えるより、何のために何をすべきかを考えてみようと思い読んでみた。 (自分は可愛がってもらっているほうだが、必要に応じたマネジメントをされている感じがしない。。)
・ 社員が気持ちよく働けるような、社内文化や気持ちの持ち方について、本書からは学ぶことができたと思う。
How Google Works(ハウ・グーグル・ワークス) 私たちの働き方とマネジメント (日経ビジネス人文庫)
- 作者: エリック・シュミット,ジョナサン・ローゼンバーグ,アラン・イーグル,ラリー・ペイジ,土方奈美
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2017/09/02
- メディア: 文庫
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以下、メモ!
■メモ!
【市場調査ではなく、技術的アイディアに賭ける】
・プロダクト計画に欠けやすい主要な要素は、『新たなた機能、プロダクト、プラットフォームの出発点となる技術的アイディアは何か』
・ 例えば、『大幅なコストダウン』『プロダクトの機能や使い勝手を何倍も高めたりするような新たな技術の活用法やデザイン』
・ ここから誕生するプロダクトは、競合品と比べても本質的に優れている。
・もし、新しいプロダクトを考えているときに、次の質問に明快に回答できない場合は考え直しが必要!
『あなたのプロダクトの技術的なアイディアは何か?』
【コンセンサス】
・コンセンサスの直訳は『一緒に考える、感じる』
・満場一致(全員にイエスを言わせること)は、本来の意味ではない。
→日本の場合は、イエスより同意のほうがしっくりくる。
・本書では、『会社にとって最適解を共に考え、その下に結集すること』
→この姿勢欠けていたなーととても痛感。。
・最適解を出すためには、『意見の対立が必要』
・これがあると最適解に対して、全体の納得が高まる。納得感が低い(人がいる)と、会議の場ではイエスだった人は、会議の外に出ると好き勝手な行動に出やすい。
・意見の対立を発生させるためのルールは、①トップが最初に意見は言わない、②データを使う(=個人攻撃になりにくい)、③静かな人に話を振る(言いたいけど、勇気が出ないだけかもしれないから)、④会議の期限を設けること(ダラダラしない!)
・最適解は、最低限の妥協案ではない!
【会議ルール】
・会議には第一の意思決定者を置く ・意思決定者は自ら動く(メンバーの招集やアジェンダ決めなど)
・会議の目的が意思決定ではない場合も、意思決定者は置く
・会議は簡単に廃止できるようにする(プロジェクト終了とともになど)
・会議は運営しやすい規模に ・会議に出ることが重要な人間の証ではない
・時間管理は重要
・会議に出るならまじめに出よう!
【リーダーシップ】
・会社全体の情報の流れを24時間365日、最適化すること
・スキルセットは、『デフォルト状態を「オープンに」』
・『オープンに』とは、法律あるいは規制で禁じられているごくわずかな事柄をのぞき、すべて共有すること
・たとえばOKRと個人の目標なども共有イントラから皆、確認できるようにする
■この本をどんな人に読んでもらいたいか
・部下に対してどういった環境づくりをしようか考えている管理職
・もっと働くことを楽しくするために、どういった要素が必要なのか考えている人
・googleの文化を知りたい人
How Google Works(ハウ・グーグル・ワークス) 私たちの働き方とマネジメント (日経ビジネス人文庫)
- 作者: エリック・シュミット,ジョナサン・ローゼンバーグ,アラン・イーグル,ラリー・ペイジ,土方奈美
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2017/09/02
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